韓国・ソウルで開催された機械学習の最高峰国際会議ICML 2026で、Outstanding Paper Award 2件がいずれも拡散モデル関連の論文に授与された。うち1本「The Flexibility Trap」は、拡散言語モデル(DLM)の売りである「任意順序生成」がむしろ性能を損なう「柔軟性の罠」だと指摘し、業界の前提を覆す内容として注目を集めている。もう1本は拡散モデル・対数凹分布向けの高精度サンプリング手法を提案した。Test of Time賞は2016年の強化学習論文「A3C」が受賞した。
🔗 https://blog.icml.cc/2026/07/05/announcing-the-icml-2026-awards/米エネルギー省傘下エイムズ国立研究所の研究者Prashant Singh氏が、物理モデリング・大規模シミュレーション・推論型AIを組み合わせ、レアアース(希土類)を使わない永久磁石材料を発見する体系的な手法を発表した。従来の試行錯誤型実験ではなく、AIに物性物理学の知識を組み込むことで、既存データの範囲を超えた新素材の予測を可能にした点が特徴。米国のエネルギー・重要鉱物安全保障を目指す「Genesis Mission」の一環。
🔗 https://www.ameslab.gov/news/ames-lab-scientist-provides-ai-driven-roa…武田薬品工業は、生成AIを活用した創薬スタートアップの米インシリコ・メディシン社と戦略提携を発表した。インシリコがAI技術で有効性の高い薬剤候補分子を特定し、武田が有効性・安全性を検証する枠組み。武田は契約一時金として6000万ドル(約97億円)を支払い、開発進捗に応じたマイルストーン報酬を含め契約総額は最大6億ドルに達する。インシリコは将来の販売実績に応じたロイヤルティ受領権も持つ。
🔗 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC01A290R00C26A7000000/米サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、AIエージェント/ワークフロー構築用オープンソース基盤「Langflow」の脆弱性CVE-2026-55255を、悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)に追加した。攻撃者は認証済みユーザーとして他人のワークフローIDを指定するだけで、そこに埋め込まれたLLMプロバイダーAPIキーやクラウド認証情報を窃取できる。6月25日から実際の悪用が確認されており、連邦機関には7月10日までの修正が義務付けられた。AIエージェント基盤が主要な攻撃対象になりつつある実例として注目される。
🔗 https://www.helpnetsecurity.com/2026/07/08/langflow-vulnerability-cve-…オランダ・スヒーダムのメカトロニクス産業拠点MICSに、同国初となるヒューマノイドロボット専門の実証施設「Humanoid Application Centre」が開設された。建設・園芸・物流・製造業・医療・施設管理など幅広い業種で、企業や教育機関が実環境に近い模擬職場でヒューマノイドロボットの訓練・実証を行える。開設式典ではレンガ積みや清掃、荷物の梱包、歩行やダンスなど各社のロボットがデモを披露した。デモから実運用への橋渡しを狙う欧州の動きとして注目される。
🔗 https://www.roboticstomorrow.com/news/2026/07/02/first-humanoid-applic…